でも生きてる まだ生きてる

生き辛くても頑張って生きてる私の記録

記憶(メモリ)の喪失

昔、手塚治虫先生が亡くなった時に、"まだ若いのに"の次に思ったことは、先生の記憶はどこにいってしまうんだろうということ。

連載の続きや新作などの、"これから考え出す物"が無くなることは受け入れられたけど、先生の頭の中に既に有った構想や筋書きはどこに行ってしまったんだろう?


作家の吉村達也先生は全100巻くらいの長編企画してたけど、数巻発行で亡くなってしまった。

先生は、未完の作品について、亡くなる前にざっくりとした内容を書き記して、死後公表されるようにしたみたいだけど、頭の中にはもっと詳細な内容が浮かんでたんじゃないかな。


◯○プロダクションみたいにグループで作品を作ってたり、サザエさんやクレヨンしんちゃんみたいに漫画がアニメ化された場合は、作者の死後も新作は出てくるけど、原作者の頭の中に既に有った物とは別物だもんね。


例え目に見えないものでも、既存の物が無くなるのは、すごくさみしいね。